懐紙には、四季や時節を感じる模様が施されていたり、
書く、折る、敷く、拭く、包む、といった
使い方ひとつで様々な場面で活躍する多様性を持ち合わせています。
美濃和紙の懐紙ブランド「KAI」では、
そんな日本文化の在り方を通して、懐紙のある“丁寧な暮らし”を提案します。
懐紙(かいし、ふところがみ)とは、
懐に入れて携帯するための小ぶりで二つ折りの和紙のこと。
手にして持ち歩いている紙という意味で手紙(てがみ)とも言われております。
平安貴族から現代一般人にいたるまでメモ用紙、ハンカチ、ちり紙、便箋などの
様々な用途で使われてきた懐紙。
今日では、茶道の席や和食の中でも特に会席料理などの改まった席で使われるイメージですが、
実は工夫次第では日常生活においても大活躍します。
懐紙ブランド「KAI」では、
新しいデザインや紙質の懐紙の開発、懐紙の使い方から派生した新商品の開発、
商品のイベント販売や、取り扱い販売店様の情報など、
日々の活動をブログにて情報発信しております。
懐紙ブランド「KAI」を運営する機械抄き美濃和紙メーカーの丸重製紙企業組合は、
実は、懐紙原紙のトップメーカーでもあります。
特に、透かし懐紙の原紙に関しては、9割以上のシェアを持っています。
その他、無地懐紙、印刷用懐紙、抗菌懐紙など、様々な種類の懐紙原紙を製造。
その懐紙原紙のトップメーカーの技術があるからこそ可能となる、
懐紙のオーダーメイド(OEM)。
特に、オリジナル透かし懐紙のオーダーメイドができるのは、懐紙ブランド「KAI」だけ。
透かし懐紙以外にも、様々な懐紙のおーだメイドに懐紙作家が親身になってお応えします。
懐紙にはいろんな紙質のタイプがあります。
懐紙ブランド「KAI」では懐紙の紙質にこだわり、全ての懐紙は紙質からお選びいただく事が可能となっております。
「KAI」の懐紙の紙質は、紙の質感をあらわす「やわらかい」「しっかり」の2種類と、
吸水性をあらわす「水を吸う」「にじまない」の2種類の組み合わせで表現します。
懐紙ブランド「KAI」では、上記のような紙質を分かりやすく伝えるために
オリジナルの「紙質チャート」を作りました。
懐紙の見た目だけでなく、紙質から「懐紙」を選んでみてはいかがですか?
【やわらかい】
紙の密度が低くフワッと柔らかく、肌触りがやさしいが、毛羽立ちが起こりやすい。
【水を吸う】
水や油などを吸う。反面、墨汁やインクなどがにじみやすい。
【しっかり】
紙の密度が高く、コシがある。また、毛羽立ちも起こりにくいが、肌触りが硬い。
【にじまない】
水や油なが吸いにくい。反面、墨汁やインクなどがににじみにくい。
懐紙には、主に「書く」「折る」「敷く」「拭く」「包む」の使い方があります。
懐紙ブランド「KAI」では、懐紙の使い方から派生した様々な商品も展開しております。
古来より懐紙に和歌や短歌などを書いたと言われております。
現代においても、手紙やメモなどとしても非常に活躍します。
和紙を折り目正しく折る礼法である「折形(おりがた)」があります。
懐紙を折ってポチ袋や箸袋などを作る事もできます。
茶道において和菓子の敷紙としての使い方が代表的です。
和菓子以外にも、置物や花瓶などの敷紙としても活躍します。
茶道において茶碗の縁やくろもじを拭く時に懐紙を使います。
普段でも、何かを拭く際などにサッと懐紙を使ってみてはいかがでしょうか。
茶道において和菓子を持ち帰る際には懐紙で包みます。
ポチ袋などを作ったり、ラッピングや熨斗としても活躍します。
茶道の世界において、茶室、茶器、書、などそれぞれに作家や名人がおります。
しかし、「懐紙」においてはそういった作家や名人がおりません。
そこで、丸重製紙企業組合で懐紙を製造する辻晃一・辻将之の兄弟が「懐紙作家」として、
様々な懐紙をプロデュースするとともに、懐紙の認知度向上にむけた様々活動を展開します。
特に丸重製紙企業組合の得意とする技法のひとつ「透かし」を活用し表現するオリジナル透かし懐紙は、
他では決して真似のできない「懐紙作家」の二人独自の技です。
美濃和紙(みのわし)とは、岐阜県の美濃地方(美濃市・関市・岐阜市)でつくられてきた和紙のことです。
福井県の越前和紙、高知県の土佐和紙と並び「日本三大和紙」のひとつに数えられています。
清流板取川の良質な水に恵まれた一帯の和紙づくりは、1300年以上前に遡り、
奈良の正倉院には702年に美濃和紙でできた戸籍用紙が所蔵されており、日本最古の紙とされています。
中でも、厳選した素材と卓越した技術と経験で生み出される手すき和紙「本美濃紙」の技術は、
2014年(平成26年)に「和紙 日本の手漉和紙技術」として、
「石州半紙」(島根県浜田市)・「細川紙」(埼玉県小川町)と共にユネスコ無形文化遺産に登録されました。
また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会2020の表彰状には美濃手すき和紙が採用されており、
まさに日本が世界に誇る伝統工芸品です。
美濃和紙は薄くムラがないため柔らかく繊細な風合いで、さらに耐久性も兼ね備えているのが特徴です。
そんな美濃和紙の高い技術を、機械すき和紙として継承した丸重製紙企業組合。
丸重製紙企業組合では、美濃和紙の特徴をいかした高品質の懐紙原紙を製造しております。
特に、透かし模様入りの「透かし懐紙」の原紙に関しては唯一無二の技術を誇り、
世の中にあるほとんどの透かし懐紙の原紙を製造しております。
そんな懐紙原紙のトップメーカーである丸重製紙が展開する懐紙ブランド「KAI」の懐紙シリーズは、
種類が豊富なだけでなく、しっかりと懐紙の紙質や使い方をお伝えする事で、
お客様の用途に最適な懐紙を選んでいただく事ができます。
懐紙ブランド「KAI」の懐紙の直売店舗は、
丸重製紙企業組合の直営店舗でもある「和紙専門店Washi-nary」。
Washi-naryの2階に、懐紙分ランド「KAI」の専門コーナーがあり、
KAIの商品が全て販売されております。
「和紙専門店Washi-nary」の店内風景と、2階にある懐紙ブランド「KAI」の専門コーナー
和紙専門店Washi-naryへのアクセス
〒501-3728 岐阜県美濃市本住町1912-1 NIPPONIA美濃商家町内
TEL:0575-29-6655
FAX:0575-29-6700
Mail: info@washinary.jp
定休日:月・火(祝日の場合は営業)
営業時間:平日(水-金)13:00-17:00
土日祝 10:00-17:00
(※平日(水-金)の午前中に御用のあるお客様はあらかじめお電話でのご予約をお願いします)
長良川鉄道「美濃市駅」より徒歩13分
東海北陸自動車道「美濃I.C.」より車で10分(約3km)
※駐車場はお近くの観光駐車場をご利用ください。
【懐紙ブランド「KAI」運営会社】
丸重製紙企業組合
住所:〒501-3784 岐阜県美濃市御手洗464
TEL:0575-37-2329
WEB:https://www.marujyu-mino.com
定 休 日 土日祝
営業時間 8:00~17:00