抗菌懐紙は懐紙のニューノーマル!?
新型コロナウィルス感染症が発生してすでに1年以上が経過し、懐紙が最も使われる茶道の席も激減。。。
世の中も、ウィズコロナの社会を生き抜くための新しい常識という意味の「ニューノーマル」という言葉も誕生しました。
そんな懐紙業界の「ニューノーマル」に対応しようと誕生した抗菌・抗ウィルス・消臭効果のある抗菌懐紙、その名も「介紙」。
その開発秘話と、商品紹介をさせていただきます。
懐紙の世界でも、少しずつですが抗菌懐紙のニーズが高まってきており、抗菌懐紙が懐紙業界の新常識「ニューノーマル」になっていくかもしれませんね!
抗菌効果の元はゼオライト
抗菌懐紙の原紙となる、抗菌和紙を製造したのは、懐紙ブランドKAIの運営会社である丸重製紙企業組合。
開発した抗菌和紙(美濃和紙)は、ゼオライトというミクロ多孔性の結晶性アルミノケイ酸塩に、銅イオンを担持させたものを結晶化させた繊維を原料に使用しております。
この銅イオン担持のゼオライトは、
〇抗菌性
〇抗ウィルス性
〇消臭性
が確認されており、この新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう中、何かに役立てないかと考えた結果、丸重製紙が製造し完成させました。
抗菌和紙の紙質
丸重製紙では、この銅イオン担持のゼオライトを使用した2種類のタイプの和紙を開発しました。
①柔らかくやや水を吸うタイプの和紙。
:懐紙のように携帯し、拭いたり敷いたりするのに適しております。
②しっかりしたにじまないタイプの和紙。
:筆記特性や印刷適性があるため、文具(ステーショナリー)や包装紙などに加工するのに適しております。
今回の抗菌懐紙には、①の柔らかくやや水を吸うタイプの抗菌和紙を採用しております。
茶道の席でお茶碗を拭いたり、お口を拭ったり、くろもじを拭ったりなどのシーンで使えます。
または、外出時につり革やドアノブやエレベーターボタンなどを触る際などにも活躍します。
新聞にも掲載
丸重製紙が抗菌和紙を開発した際には、地元紙(中日新聞、岐阜新聞)にも大きく掲載されました。
また、その記事がなんとYahoo!ニュースにも取り上げられました。
2種類の抗菌懐紙「介紙」を発売
抗菌懐紙「介紙」は、無地と透かし模様(籠目)入りの2種類を発売。
籠目模様は古来より魔よけの意味があります。
また、無地と籠目のそれぞれに懐紙入れ付きと懐紙入れ無しのタイプをご用意しております。
抗菌懐紙「介紙」(無地)
抗菌懐紙「介紙」(籠目透かし入り)
日本文化の“丁寧な暮らし”を伝えたい
美濃和紙の懐紙ブランド「KAI」では、懐紙の販売だけでなく、懐紙の使い方や懐紙の紙質などの懐紙に関する様々な情報を掲載しております。
懐紙を生活に取り入れる事で日本文化の根底にある“丁寧な暮らし”を一緒に考えて参りたいと思います。
懐紙ブランド「KAI」の取り扱い店舗
懐紙ブランド「KAI」の懐紙の直売店舗は、
丸重製紙企業組合の直営店舗でもある「和紙専門店Washi-nary」。
Washi-naryの2階に、懐紙分ランド「KAI」の専門コーナーがあり、
KAIの商品が全て販売されております。
「和紙専門店Washi-nary」の店内風景と、2階にある懐紙ブランド「KAI」の専門コーナー
和紙専門店Washi-naryへのアクセス
〒501-3728 岐阜県美濃市本住町1912-1 NIPPONIA美濃商家町内
TEL:0575-29-6655
FAX:0575-29-6700
Mail: info@washinary.jp
定休日:月・火(祝日の場合は営業)
営業時間:平日(水-金)13:00-17:00
土日祝 10:00-17:00
(※平日(水-金)の午前中に御用のあるお客様はあらかじめお電話でのご予約をお願いします)
長良川鉄道「美濃市駅」より徒歩13分
東海北陸自動車道「美濃I.C.」より車で10分(約3km)
※駐車場はお近くの観光駐車場をご利用ください。
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